小さい子にダイエットは必要なの?
成長に影響あるのかな?
こんな感じで悩んでいるママやパパはいませんか?
子どもは健康だと思いがちですが、意外と大きな落とし穴はありますよ、、、
目次
結論【太りすぎは良い事がない!】
まずは結論から、
「太りすぎは悪いことだらけ!
親のコントロールが必要不可欠です!
全身を動かせる習い事がおすすめ。」
参考の研究や資料を踏まえて説明します。
肥満の定義と測定方法
肥満を正しく理解するためには、まずその定義と測定方法を知ることが重要です。
子どもの場合、単純に体重が多いだけではなく、成長段階に応じた基準で判定する必要があります。
肥満度判定曲線
この判定曲線は、子どもの身長と体重から肥満度を計算し、年齢ごとの適正範囲を確認するために役立ちます。
一般社団法人 日本小児内分泌学会より
http://jspe.umin.jp/public/himan.html
身長と体重を入力し、標準体重からの差異をパーセンテージで表します。15%以上は「太りぎみ」、30%以上は「太りすぎ」と判定されます。
太りぎみ | やや太りすぎ | 太りすぎ | |
幼児期(1-5歳) | 15% | 20% | 30% |
肥満度を計算するツール(無料)
肥満度を簡単に計算できるサイトがあります!
無料ですのでぜひ試してみてください!
【Ke!san 生活や実務に役立つ計算サイト】
https://keisan.casio.jp/exec/system/1161228729
肥満になる理由は?【食べすぎと運動不足!】
幼児の肥満の理由は、
【運動不足】と【食べすぎ】が多いとされています。
単純に、摂取カロリーが消費カロリーを上回っているという事です。
世界的に幼児の肥満において警鐘を鳴らされていますが、
現代は太りやすい環境に変化しているのも事実です。
最近はこんな事がよく言われることが多くなりました。
・高カロリーで高脂質の食事が増えている。
・コンビニや外食頻度が増えている。栄養バランスの偏りが多くなる。
・生活様式が変化しており、とても便利な世の中となっている。自動車や電化製品に依存して身体を動かす機会が減っている。
・室内遊びが多くなっている。テレビ、ゲーム、スマートフォン、地球温暖化などの影響もあり、外遊びが減っている。
・遊び場が減っている。公園やその遊具、空き地の減少もあり遊べる範囲が狭くなっている。
・習い事や勉強を優先している。学校帰りや休日など、友達と何気なく遊ぶ時間も減少している。
特に、
肥満傾向な人は、3歳~6歳ですでに太っている事が多いようです。
小さい頃の過ごし方は、大人になっても影響が出てしまいます。
とても大切な時期という事ですね。
YouTube視聴についての記事
室内遊びや外遊びについての記事
肥満になる理由は?【生まれる前から】
生まれる前から肥満になるリスクが高まる事もあります。
妊娠されているママからの影響という事ですね。
肥満リスクが高くなることは、
・親の肥満(高出生体重児を出産)
・妊娠糖尿病(高出生体重児)
・妊婦の喫煙(低出生体重児)
・帝王切開児
※生まれた後ですが、
母乳栄養ではなく人工栄養(粉ミルク)でもリスクが上がるようです。
粉ミルク(人工栄養)は血中インスリン様成長因子(IGF-1)濃度が高く、
生後6か月までは母乳栄養を続けるように勧められています。
ただ、妊娠中はストレスや不安など大きな負担を抱えています。
パパを筆頭に、家族がサポートをしていきましょう!
有阪 治:DOHaDの将来と肥満.小児肥満症診療ガイドライン2017.日本肥満学会編, pp77〜79,2017, ライフサイエンス社、東京
肥満になる理由は?【遺伝や障害】
肥満のリスクが高くなることは、
生まれ持った遺伝や障害という事もあります。
遺伝性肥満(太りやすい遺伝子)
視床下部性肥満(食事行動の調節をする神経の障害)
内分泌性肥満(ホルモン過剰や欠乏によって体脂肪が増加)
太る原因の多くは食べすぎと運動不足ですが、
生まれ持った「太りやすい体質」の子どもがいるのも事実です。
色々な原因がある事を把握しておくことは、
体調管理において必要な事になります。
太りすぎが良くない理由【子どもも危険】
子どもは若いから大丈夫じゃないの?
全然大丈夫じゃないです!むしろやばい!
太りすぎは様々な障害や弊害になります。
また、ここの理解を深める事で、体重管理の必要性を再理解してもらいたいです。
・高血圧や高脂血症
・糖尿病
・動脈硬化が起こり心筋梗塞も
・精神的な問題(いじめ、不登園、自己肯定感の低下など)
・日常生活に支障が出る
➡運動に影響が出てしまう走行・跳躍能力の低下
肥満が原因で転倒や事故による骨折などのケガ
子どもでも色々な高血圧や動脈硬化なども起きるリスクは高まるようです。
太りすぎが良くない理由【成人後の病気に】
幼児期で肥満になると、成人後にも肥満となり様々なリスクが高まります。
・死亡率が高い
・糖尿病
・うつ病
・骨粗しょう症
上記以外にも色々な病気や精神的なダメージを受ける事も多い。
幼児期だけでなく、その子の将来にも大きく影響してしまいます。
親の責任は重大です。小さい頃から対策をしていきましょう。
幼児のおすすめ習い事!【独断と偏見】
習い事は色々なジャンルはありますが、
運動に特化して紹介していきます。
運動の習い事で期待できることは、
・運動機会が作れる
・集団行動が多く、意欲的になれる
・体力、筋力がつく
・ストレスの発散
運動の習い事は、肥満予防にはかなり良い対策です。
具体的な例とそのメリットやデメリットをお伝えします。
体操教室
費用相場:月5000円~15000円/週1回
メリット
・全身の身体の動かし方を学べる
・全身的に体が鍛えられる
・色々なスポーツに活かせる可能性あり!
・学校の授業で役立つ!
デメリット
・ケガのリスクが高い
・試験なども多いため、プレッシャーがある
水泳教室
費用相場:月5000円~15000円/週1回
メリット
・全身の感覚を刺激することが出来る
・水難事故の危険を回避できるようになる。
・心肺機能向上!
・遊べる範囲(プールや海など)が拡大する!
・学校の授業で役立つ!
デメリット
・塩素水で皮膚にダメージ
・試験なども多いため、プレッシャーがある
・幼児期は親も同席することが多い
ダンス
費用相場:月5000円~10000円/週1回
メリット
・リズム感が良くなる
・周囲との協調性に磨きがかかる
・発表会がある!
・カッコいい!モテるかも?
・学校の授業で役立つ!
デメリット
・水泳や体操よりも教室は少ない
・発表会で忙しくなるかもしれない
サッカー
費用相場:月2000円~7000円/週1回
メリット
・周囲との協調性に磨きがかかる
・走るのが早くなる!
・カッコいい!モテるかも?
・物を扱う技術が高くなる
・親も試合に熱中してしまう
デメリット
・ケガのリスクが高い
・序列が出来やすい
・親も試合に熱中してしまう(笑)
まとめ
・幼児の肥満は健康や将来に悪影響を与えてしまう
・肥満の多くは、運動不足や食べすぎが主な原因。
・幼児の肥満は健康や将来に悪影響を与えます。
・親が適切に体重管理をサポートしましょう。